「転職を支援する」会社を経営しておきながら、実は私自身、転職経験は一度もありません。
先日、弊社 MAX Consulting Group, Inc. が、金融業界のクライアント様からのリクエストで、Certificate of Good Standing を取得する必要がありました。弊社は米国Delaware州法人ですので、Delaware州 Secretary of State にリクエストを出し、無事入手いたしました。 弊社はニューヨークを拠点に、人材紹介・人材派遣サービスを提供しています。つまり、人の「キャリアの転機」に伴走することを生業としている会社です。 普段はあまり目にすることのない書類なので、せっかくの機会に少しご紹介させてください。 Certificate of Good Standing(適格証明書)とは、法人が当該州の法律に基づき適正に存続しており、年次報告書および法人税の納付義務を全て履行していることを、州政府が公的に証明する書類です。金融機関、保険会社、大企業の調達部門などが、新規取引前のデューデリジェンスとして提出を求めるケースが多く、いわば「この会社は今もきちんと生きていて、税金もちゃんと払っていますよ」という州政府の御墨付きです。 受け取った証明書を改めて見ると、設立日に "FIRST DAY OF JULY, A.D. 1991" と書かれていました。気づけば、今年で創業35年目です。 ここで一つ、お恥ずかしい告白をさせてください。 「転職を支援する」会社を経営しておきながら、実は私自身、転職経験は一度もありません。1991年に MAX Consulting Group, Inc. を法人として設立し、前職と並行して事業を立ち上げました。前職在籍中の3年間は、Conflict of Interest を避けるため、あえて業種の重ならない市場調査・輸出業の領域を副業として育成しました。当時、日本側で共にビジネスを進めていたビジネスパートナーは、現在、世界最大級の市場調査グループの日本法人代表を務めています。創業初期から、長期にわたる信頼関係こそが事業の基盤であることを学ばせていただいた経験でした。1994年に前職を退社して完全独立を果たし、その後、現在の人材紹介・派遣事業へと業態をシフトしてきました。以来、ずっと同じ会社で歩み続けています。30年以上にわたって、数千人を超える転職希望者の人生の転...